バッシュに花を活けちゃった女

憧れの日本女子バスケットボール選手・吉田亜沙美さんとキヌさん
記事

「別に困ったことも無く、でも記憶に残らないような日々」を過ごしていませんか?そんな空虚な日々から脱した彼女(=キヌさん)は、花で人を表現する花屋さんに。 そして現在、 バスケ仲間とともに とても興味深いことをー。【記事=瑠璃/湘南】

世界に一つだけの花束

OLから花屋に転職

キヌ「花屋になる前はOLでした。やり甲斐はあったんだけど全く楽しくなかった。そして離婚。その頃に病気になって、とにかくストレスが凄かったことに気が付いたんです。仕事内容が好きでもないことをやっていたせいかもしれない。不満があるのかないのかよく分からない生活から脱出するために、 勇気を出して 自分と向き合うことにしたんです。それがきっかけで、花屋になりました。昔から、桜前線追って七カ所くらい平気で回ってみたり、母と公園で散歩しながら花を見るのが好きだった。かけ離れた仕事で驚かれたりするけど、自然でした」。

心理学と花を合わせて

一般的な花屋さんじゃ自分に合わないと感じたキヌさんは、模索する過程で、「自分の好きなもの」と「自分の好きなもの」を掛け合わせてみました。そして、自分が好きな“心理学” の面から見えた人柄に合った花選びを思い浮かべました。これが現在のキヌさんの提供する「人となりを表す花」を贈るサービスの基になりました。

編集長/かんの
これ貰ったら気絶する
徹底拘りの花束準備をするそうです。花束貰うだけでも嬉しいのに「君に合った花束を贈るよ」とかされたら、意識ぶっとぶわ。ちょっと、宇多田さんの歌を聴きたくなったわ

バスケ仲間と花開いた「好きなこと」

30年間、育ててきたバスケ熱

そして、バスケが大好きというキヌさん。(この取材のあともバスケしにいったそうです。) 30年やってるバスケの魅力は、チームプレーや技巧の繰り出しによる勝負だそうですが、「みんなでワイワイやるのがなんといっても楽しい」。暮らしの変化で東京、千葉、湘南、とどこへ引っ越そうがネットの募集でバスケサークルの仲間を見付けてきたそうです。

仲間と酔っぱらいながら見付けちゃった

一年半前、バスケ仲間と酔っぱらいながら話をしていた。アートディレクター コピーライター、カメラマンと、たまたま全員がクリエイター系の仕事でバリバリやってる人らで「バスケと花って絶対掛け合わせられないよな」とキヌさんが呟くと、カメラマンが「確かそんな人が海外にいたよ」とバスケボールの横にある花の写真を見せてくれた。閃いてしまったのが、”バッシュに花活けちゃう”こと。

思い付きから試行錯誤

バスケットシューズには人柄が出るから、シューズに持ち主の人となりを表す花を活けてみようと思いつきました」。 気の合った仲間と何か楽しそうなことをやるのに理由は不要。皆でシューズを持ち寄り、そこに花を活けてみようとなった。家で試してみたり、スタジオを借りてみたり。そして出来上がってきた。

フラワーアート×バスケットシューズ 『バッシュ活け花』

TEAM MENBER/
Flower design:KINUYO HOSOI
Photograph:MUNEHIKO YOSHIDA
Concept & Text:JUNICHI KITA
Direction & Design:TAKESHI ANDO

突き抜けてる人の変な部分を表現できるほど面白い !

ただ好きなことを好きなように始めたことだけど、

バスケ界を盛り上げたい!夢が咲いた

昨年、日本女子プロバスケ選手の吉田亜沙美さんの引退を聞き、”もうこの人のバスケを見れないんだ”と嘆いた。だから TwitterからDMで「引退記念に吉田さんのバッシュに花を生けさせてください!」って気持ち悪いほどの長い連絡をしてみたんです(笑)。吉田さんは、私の作品を見て「すごい。こんなの見たことない」と撮影をOKしてくれたんです!作品作りをするため2時間近くインタビューをさせていただいたのですが、どのプロ選手にも共通した「バスケへの愛情」「バスケ界を盛り上げたい」という強い意志を感じました。最初はただ好きな事を好きなように始めた作品作りでしたが、今は、もしも自分たちのやり方で選手やバスケ界のPRの一役を担えたらー。今ではそんな夢にすらつながっています。

吉田亜沙美さん(左)と♡

OL時代のストレスから離れるためにあれこれとしたキヌさんの「これ、よかった 3選 」

楽しそうなキヌさんです。だけど前述の通り、OL時代は色々と悩んでいました。彼女が自分の殻から抜け出すきっかけになった出来事を少し紹介します。

1.東信(あずままこと)さん

フラワーアーティスト・東信さんの作品で涙。好きな道にある”本物”から受けるパワーから何か目指すべき方向の欠片が見えました。


花と俺―東信作品集

2.自分にゆるくなる挑戦

とある人に言われた「キヌは人を縛ることで自分を苦しめてるようにみえる」という言葉。当時は超真面目で正義感が強く人にとても厳しくて、「こうしなければいけない」という信念で生きていました。でもそれはただ自分の価値観で人を縛っているだけだと、その言葉をきっかけに気づいたんですよね。なぜなら自分が苦しかったから。どうやったら人に優しくなって自分を好きになれるのか分からなかったから、この言葉をきっかけに自分にゆるくなる挑戦をしはじめて。結果自分にゆるくなったら人にもゆるくなって、みんなに優しくできる自分になり自分のことが大好きになれました。自分を大好きになると好きな事をして生きようという許可も自分におろせたんですよね。

3.本田健さんの言葉から、

本田健さんの「イラっとしたところに才能がある」という言葉が今の仕事を選ぶきっかけになりました。造花を見ていてイラっとくる。色合いを見ていてイラっとくる。これって全部自分の才能なんだろうなって。 気が付けばOL辞めて花屋のバイトに応募していました(笑)

自分の人生に活ける花は、好きなこと

https://www.kinuyohosoi.com/

オリンピック選手の花を活けたい !

キヌ「”もっとバッシュに花を生けてオリンピック選手を盛り上げたい”と声に出していたら チームと繋げてくれる人には出会えたり、ラッキーも続いているので、もう、言ったもん勝ち(笑) そうやって今は、好きなことが好きなことに響いている楽しさを仲間と実感している最中です。

ファンになる時ってその人がどういう人かってわかったらするから、だから私はその人となりを表現して、選手たちのファンになってもらう入り口の一つになれたらなって。盛り上げ役になりたいんです!」

編集長/かんの
キヌさんが花屋になるべく修行をしていた時、
バイト先で陳列された花を毎日見ながら「もっと活き活きとさせたい」って 思ったそうです。―もしかしてその時、彼女はそこに自分を重ねたのかもしれませんね。「花は、咲くべき場所に好きなように咲くべきだ」って。是非、世界中のバスケ選手のバッシュに花を生けて欲しい!っていうか多分、バッシュに花を生けてるのって、世界中で彼女一人でしょ!!

記事作成&編集/HENGirL編集部

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